今週水曜日、宮城県の私立高校の推薦入試がありました。
毎年、1月中旬の水曜日に行われます。合格発表は学校に寄りけりですが、翌日木曜日だったりそのまた翌日の金曜日だったり。
僕の生徒さんでも、受験した人がいます。無事合格しました。
電話で話しましたが、とてもうれしそうでした。
この生徒さんの授業が始まったのは、今年の3月末から。つまり3年生になろうとしているとタイミングです。
諸々の事情で、1、2年生の成績は芳しくなく、学校も不登校とまでは全然いきませんが、欠席は少なくなかったです。
ですが、公立高校に入るために奮起したいとのことで家庭教師を始めました。
当初は、仙台市工業高校、いわゆる「市工」を希望でした。ですので、数学、英語はもちろん、理科と社会にもメスを入れていきました。
市販の易しめのワークで2年生の復習をしつつ、3年生の教科書準拠ワークで定期テスト対策をしていきました。評定も大事ですので。
聞くところによると、1年生の頃はそこそこ成績が良かったので、もともとポテンシャルはあるのでしょう。
中3の前期中間テストでは、2年生の頃では考えられないほどの良い成績を収めてくれました。親御さんも驚いていました。
頑張りたいという意欲が高い子なので、このまま行けばきっと大丈夫だろうと思っていた中、
急遽、城南に行きたいとの話が上がりました。
自分は工業に向いていないかもしれないという事と、城南なら大学進学も視野に入れられるから、とのことでした。
市工ですとよると、大学進学は、高3生全体の約4分の1なのに対し、城南であれば、半分以上は大学に行きますし、東北工大へ内部進学も可能です。(この生徒さんは内部進学は考えていないようです)
そこで、城南高校普通科総合進学の専願校長推薦を受験することにしました。
選抜内容は面接のみ。評定の条件もなしです。志望動機など将来の展望や、自分の中学校生活をどのように感じ、そこから何を得たかなどきちんと伝えれば、ほぼ受かります。
でももちろん、「高校に入ってからは勉強はしなきゃいけないよ」と何度も私から生徒さんには伝えています。
ですので、前期期末テストや後期中間テストの対策もきちんとやりましたし、一般入試で入る人と同じ位の力を持っていて欲しいということで、城南高校の過去問を使った授業もしました。
その結果、12月の模試では、城南高校はB判定。それも、「Aまであと2点」というほぼA判定と言えるくらいでした。仮に一般入試で受けたとしても、合格できる位の力がつきました。
しかも、家庭教師開始当初の目標だった市工にも、「Aまであと1点」というところまで辿り着きました。
目標を変えなかったとしても、合格を勝ち取っていたでしょう。この頑張りは素晴らしいです。
推薦入試直前は、面接の練習もしました。志望動機等ちゃんと答えられているかどうか確認をし、もちろん直した方が良いところはアドバイスもしました。
そして、冒頭で話したように無事合格しました。
高校に入学した後も、家庭教師を続けてくれるそうです。当面は、中学校の復習と、高校に向けて予習をやっていきます。
お疲れ様。おめでとう。でも、これからが本当の勝負。高校の勉強についていけるようにがんばりましょう。
僕も精一杯サポートしていきます。
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