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もりたの指導初の…

一昨日、宮城県公立高校合格発表がありました。 僕の生徒さんが 仙台第一高校 合格しました! 実は、僕の15年以上の指導経験の中で、初なんですよ。仙台一高合格は。 そもそもナンバースクール志望のご家庭となかなか巡り会うことがないので…過去に仙台三高と仙台ニ華へ輩出したことはあったかな。 授業が始まったのは昨年10月末ごろ。 当時通っていた塾が、「合格させる」というよりは、「学習習慣をつける」というようなスタイルの塾だったので切り替えをしたいとのことでのお問い合わせ。 しかしこの時点では、仙台一高はみやぎ模試の判定がC。 仙台三高も怪しかったというのが正直なところでした。 そのような経緯だったので、公立高校入試の過去問演習を中心とした授業を行ってきました。 どういう問題が出るのか、難易度はどれくらいなのか、解けるようにはどういう勉強をしなければいけないのか等、そういったところを演習を通じて伝えて行きました。 まぁ過去問演習なんて月並みな手段ですけれども、これが功を奏し、徐々に点数が伸び始めました。 もともと持っているものがあったんでしょうね。このお子さんには、実践練習をどんどん積ませてわからないところを解説する、というようなスタイルが合っているように思いました。 前の塾のやり方では、この子の力を引き出すことができなかったんでしょうね。 当初は数学、英語、理科を教えていましたが、英語の吸収がとても速く、過去問や模擬試験を解かせると普通に9割は取れるようになったので、途中から数学と理科の2つに絞りました。 そして1月の模擬試験では、なんと仙台一高でB判定を取りました。しかもギリギリB判定ではなく、AとCの真ん中位のB判定で、合格できる可能性が十分にあると言える結果となりました。 しかし、前々から社会の点数が伸び悩んでいたので、社会の授業も取り入れることに。記述問題が苦手との事なので、そこにも力を入れつつ、基本知識で抜けがないかなどもチェックしていきました。 2月の頭の私立高校入試。仙台一高と同じ偏差値のウルスラタイプ1を受験しました。 もちろん、同じ偏差値という事は、ここに受かるかどうかで、仙台一高に出願して良いかどうか決まるということです。 そういう意味で大事な試験です。 入試直前には、ウルスラ の過去問を使った指導もしていきました。 ウルスラは、3教科ですが、癖があって難しい問題も出るのですよ。 空間図形の難しい問題を出してきたりとか。(宮城県公立高校入試では、空間図形は出ても難しくないです。第4問の図形は例年平面図形です。) そして、見事タイプ1合格。これで僕の中では、「これならいける!」と確信し、仙台一高出願を薦めました。 それでもちろん油断することなく、最後の最後まで、過去問演習、記述問題の添削、有効数字等マイナーな分野の確認や、箱ひげ図など新学習指導要領に伴って増えた単元の確認など、ぬかりなく準備を行っていきました。 試験当日は、ネットで公開された回答をもとにお子さん本人が自己採点したところ、仙台一高の合格ラインよりもいくらか高い程度の点数を取れました。 記述問題など、当たっているかどうかの判断が自分では難しい問題で、大きくさっぴかれなければきっと大丈夫だろうと思いながらも、ハラハラしましたね。 そして合格発表当日。この日は僕にとっては珍しく、発表会場まで足を運びました。 6年ほど前に、前期選抜制度がまだあった頃、前期選抜発表日が普通に中学校の登校日だったので、生徒さんの代わりに見に行った時が1回ありましたが、その時位です。 今回は、僕自身が、合格の瞬間を見届けたくて、行ってきました。 生まれて初めて、仙台一高の門をくぐりました。 僕が中学生の頃は、北学区と南学区に分かれていて、僕は南学区に住んでいたので、一高はほんとに雲の上の存在という感じでした。 こんな形で来るとは… 合格発表を見に来た保護者夫妻ともご挨拶。(本人は学校のため不在) 着いたのは30分前なので、だいぶ時間がありましたが… 待っていると、なんと、一高の応援団が現れて、応援をやりだしました(笑) おそらく受験生たちへのエールなのかな?しかしそれを見ていたらあっという間に発表時間の15時になりました。 もしかして、待ち時間を退屈させないためという意味合いもあるのかな?ナイスな神対応(笑) そして…無事、お子さんの受験番号はありました。僕は大人げないことに声出して叫びましたよ(笑) 授業開始当初では考えられなかったです。一高C判定、三高にすら怪しかったのにですよ! 本人の能力、適性に僕のやり方がうまいことマッチしたんでしょうね。 一番は本人がものすごく頑張ってくれたこと。僕はきっかけを与えたに過ぎません。 おめでとうございます。本当に、お疲れ様でした。 あなたの努力が、見事に身を結びました。その瞬間に立ち会えて、僕は本当に心から嬉しく思います。 高校進学後も、家庭教師受講を継続してくれることになりました。ハードなナンバースクールの授業についていけるよう、これまで以上にがっちりサポートしていきます。受験がゴールではありません。本当の戦いはこれからですからね。 これからもよろしくお願いいたします。


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時間はかかりましたが

今年はもう1人、公立高校を受けたお子さんがいました。 授業が始まったのは、2年前の4月ごろ。当時中2に上がったばかりでした。 まさにコロナ禍が始まって、客足が少なくなっていた時期です。 そんなときにお問い合わせいただきご契約いただいた、非常に大事なお客様です。 大手の家庭教師センターと契約していましたが、思うように成績が伸びず、切り替えということでお問い合わせいただきました。 中2でしたので、まず

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