学校の授業のあり方
- 森田 哲
- 5月4日
- 読了時間: 2分
最近、とある高校生の生徒さんから聞いて驚いたことなんですが、
学校の授業はどんな感じなのかを聞くと、
「自習に近い形式で、自分でどんどん進める」
とか、
「学校の予習をすることが宿題になっていて、授業の中では問題の解説を受ける」
のように、「教えてもらう」のではなく、自分で学ぶというのを重視している先生もいるそうです。
もちろんすべての学校が、すべての先生がそうしているわけではありません。
ナンバースクールのような偏差値60代学校で行われていることもあれば、偏差値40代の高校でもそういう授業が行われることがあります。
斬新だなと思いましたが、でもこれってある意味必要なのかもとも思いました。
一般的に塾や家庭教師の授業は、「教える」要素が強いですが、最終的には「教えられなくても、自分にやるべきことを見つけ出して取り組む姿勢を育む」ことが大事なんですよ。
中国春秋時代の哲学者である老子の教えにも、「魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ」というものがあります。
魚を与えれば、その場でお腹は膨れますが、一時的な解決に過ぎません。時間が経てばまたお腹は空きます。そうなったら次の魚はどうやって手に入れるのか?という話になります。
でも、先々のことを考えて、自分で解決する手段を教えることが、最終的には良いということです。
少し前にちょっと話題になっていたとある「授業をしない」ことを宣伝にしていた塾は、やはり本記事の最初の方で話したスタイルに近いです。
生徒は動画を見て勉強し、塾のスタッフは何をするかと言うと、「生徒の勉強の進捗を確認し、アドバイスする」のみに留めている、との事らしいです。私も詳しいところは知りませんが。
でも、先々のことを考えれば、これが一番いいんだろうなとは思います。とはいっても、勉強を教えるよりもすごくスキルがいるような気がしますが…僕も少しずつ転換していこうかな…?
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