高2から教えていたとあるお子さん。
できれば国公立大を志望とのことでしたが、定期試験の成績が振るわなかったのでまずは定期試験で取れる様にと指導スタート。
どうにか指導前よりは定期試験の点数を上げたものの、国公立大丈夫かな…とは思っていました。
文系の生徒さんなので、指導教科は数学、英語、化学基礎でした。(理科のもう一つは、生物基礎)
社会を全くサポートしてあげられないのが歯がゆいんですよね…でもこればっかりは。
ですが、指導していくうちに、共テで数学のないところを受けようという話になりました。
後述しますが、国公立大でも5教科全部使わなくて良いところも少ないながらあります。
なので、英語と化学基礎に専念。化学基礎は「基礎」というだけあって、内容はそこまで難しくないので、コツさえ掴めば、点は稼ぎやすいです。
英語が難航しました。
進学校ならどこの学校でも配布される、ネクステージに代表される様な(この生徒さんのはネクステージじゃないけど)文法、語法、イディオムなど幅広く載った厚めの問題集を使って、長文を読むための文法や語法の強化を行って参りました。そして共テが近づいたら、過去問や予想問題で、とにかく長文の解説、演習を繰り返しました。
長文を読むのになかなか慣れなかったようでしたが、12月末ごろに、ようやくコツがつかめて、取ったことない点数が取れて、本人も喜んでいました。
そして、本番。
今年度は、英語リーディングが難しくなったと話題になりました。そのせいで、かなり厳しい点数でした…
が、リスニングでがっつり点数を稼いでくれました。しかも受ける学校はリーディングとリスニングの比率が半々だったので、何とか及第点は取れました。
化学基礎は、良い点数が取れました。携われなかった科目も、きちんと点数を稼いでくれました。
そして、前期日程で受ける大学の判定は、B。
よほどのことがなければ大丈夫でしょうと安心していました。
受験科目は、社会と小論文のみ。
私は社会は教えられませんが、小論文なら教えられるので、2月から小論文の指導にシフト。
(国立大学のAO合格実績あります✌️)
そして、臨んだ前期日程。
まさかの不合格でした。
愕然としました。
本人も発表日は落ち込んでいたようでした。
なぜBで?と、合格させてあげられなかった自分に腹が立ちました。
でも過ぎた事を考えていても仕方がないと、気持ちを切り替えて、後に控える受験の対策をしました。
残るは中期日程と後期日程。
中期日程は前期で受けた大学の別の学部。
D判定。国語と社会。
後期日程はまた別の大学。
C判定。小論文のみ。
どちらも、共テは5教科のうち3教科だけで判定する大学でした。
(意外とありますよこういう大学!)
中期日程は教えられる科目がないので、後期日程に向けた小論文対策を引き続き3回ほど行って授業終了。
そして、合格発表。後期日程の方が先でした。
僕は、「すべての授業が終わっており、後は合否が出るだけ」の状態であれば「合格した時だけ連絡をいただく」ことにしています。
不合格の連絡は、するほうもされる方も辛いので。。
この日、連絡はありませんでした…
国公立大受験では、「C判定なら確実とはないが出願してまぁ大丈夫」と言われています。
やはり小論文1本ってのはきつかったのかなと思いますが、これでダメなら、もうその後に控える中期日程はD判定なのでなおのことダメじゃないかなと思っていました。
滑り止めの私大に行くことになってしまうのかな…申し訳ないことした…と思っていました。
そして、本日。
AM 10時にインターネットで発表との事でした。
しかし10時から30分を過ぎても連絡はなかったので、「ああ…」と思っていました
すると、生徒さんからいきなり連絡があり、中期日程の方で受かったそうです!
^_^安心しました^_^
おめでとう㊗️
お子様、保護者様、共にうれしそうでした。最後の最後で大逆転。いや、D判定からひっくり返したのはすごいですね!
もともと国語がとても得意なお子さんなので、そこで取り返したんでしょうね。
結局、最終的には信じられるのは自分だということですね。僕が指導した、小論文のある大学はことごとくダメだったので(ToT)
しかし、B,C判定の学校が不合格で、D判定の学校で合格するということもあるんですね。いや、わからないもんです。
やはり高校受験以上に大学受験は複雑で掴みにくいですね。
だからこそ、合格させてあげられた時の感動はひとしおですけど。
まぁ、僕がしてあげられた事は、共テで化学基礎でいい点取らせてあげたこと、あと英語リーディングも例年通りの難易度だったら6割は取り上げられたという自負はありますし、正直、この難易度で僕の指導がなかったら…とも思いますので、いくらかは力になれたのかなと思います。
高崎経済大学 経済学部 合格
素敵な大学生活を、お送りください。
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